【八重瀬町】重要文化財の古民家でいただく沖縄そばランチ「屋宜家」（やぎや）

屋宜家（やぎや） 外観と内装

八重瀬町（やえせちょう）は、沖縄県南部の南城市と糸満市の間にある町。 サザンリンクスゴルフクラブからほど近く、国道507号線からちょっと入った住宅地の中にある「屋宜家」（やぎや）「屋宜」（やぎ）というのは沖縄では良くある名字の一つです。 屋宜家さんの特徴は、重要無形文化財に指定されている古民家を、そのまま店舗として使用していること。門の向こうには「ひんぷん」と言われる塀があります。これは門を開け放った時に、直接家屋が見えないように目隠しになるほか、門を通ってくる悪いものを跳ね返すという魔除けの意味合いもあるのです。 ひんぷんを抜けると、もうそこは家の中も同然。玄関ではなくこちらの縁側から上がります。左側の赤瓦の建物が母屋で、一般客のかたはこちら。 右側の建物は離れ（「あしゃぎ」と呼ばれます）で、グループ・団体様向けです（要予約）。あしゃぎは赤瓦ではなく、セメントの瓦ですが、今ではセメントの瓦が製造されていませんので、逆に貴重なものとなっています。 両方の建物共に登録有形文化財です。 正面の仏壇や床の前にはそれぞれ趣ある漆器や（沖縄は実は湿気が名産なのです。漆を乾かすのには湿気が必要だからとのこと）三線などが飾られています。 古民家と言っても空調はしっかりしており、暑い日は冷房が入りますのでご安心ください。

屋宜家（やぎや） メニュー

「沖縄そばと茶処」という名前の通り、沖縄そばがメイン料理。 人気はアーサ（あおさ）を麺に練り込んだ「アーサそば」、大豆丸ごと豆乳を麺に練り込んだ麺をつかった「豆乳そば」など。 もずくやジーマーミー豆腐、じゅーしーなど、「これぞ沖縄！」という定番の美味しいセットが食べられます。じゅーしーは人気で、品切れになる場合もあるのでご注意ください。 「茶処」としては、ホームメードの沖縄らしいデザートも。定番の「ぜんざい」のほか、「くずもち」や「黒蜜きな粉アイス」といった品もそろっています。 食事+デザートにしたい人にはハーフサイズの提供があるのも嬉しいですね。痒い所に手が届くサービスといった感じです。 また、「ちょっと飲みたいな～」という方には、沖縄の地ビール「サンゴビール」（近くのおきなわワールドの中にある南都酒造所で作っています）

屋宜家（やぎや）で沖縄そばランチ！

こちらがサンゴビール！（私は運転手なので、友人のものです）スッキリして飲みやすい！とか。 近くにある「ガンガラーの谷」のケイブカフェでも飲めますよ～ https://churasuki.com/cavecafe/ アーサそばセット。 アーサそば、じゅーしー、モズク酢、じーまみー豆腐、お漬物 のセットです。ランチにぴったり！ 個人的にはソーキ（骨付き肉）より三枚肉の方が食べやすくて好きです。 （沖縄に来るまで沖縄そば＝ソーキそばだと思っており、ソーキはトッピングの事だと知りませんでした……） アーサを練り込んであるというそばは、確かにうっすらグリーン。さらにトッピングにもアーサ！食物繊維がたくさん取れそうです。 柔らかく煮込まれた三枚肉も優しい味わい。 この場所は周りに畑や民家しかないので、本当に静かです。のんびりとした沖縄らしさを感じたい時にはぜひ訪れてみてくださいね！